Benesse Method 01 高齢者ホームの環境創造を支援する「パターン・ランゲージ」 その方らしさに寄りそった環境づくりの手掛かり

No.004
不安をなくす

楽しい暮らしが見える

Sense of good living

わざわざ見るのではなく、
自然と見えるのが大事。

楽しい暮らしが見える

これにより

入居者のホームでの生き生きとした生活の様子や雰囲気に接し、日々の暮らしを感じることができる。

その背景には

入居者の暮らしぶりや生活の雰囲気が伝わらないと家族は不安になる。
  • アイコン 人とのつながりや活気を求める気持ちや行動は、意識して支えなければならない。
  • アイコン 見通しの悪い閉鎖的なつくりは、そこでの生活も覆い隠してしまう。
  • アイコン 入居者の日ごろの生活が見えることで、家族には安心感が生まれる。

こんな風に

エントランスホールは、ホームの来訪者がまず入る場所となる。エントランスホールからダイニングやラウンジの様子が一目で見ることができると、楽しそうに過ごしている入居者たちの生活に触れることができ、訪れた家族や友人はひとまずほっとする。

また、DVDや写真などを通じて普段の様子を垣間見ることで、家族は入居者の生活がわかり安心する。もちろん、入居者同士で鑑賞して話に花を咲かせたり、互いに大笑いしたり、楽しい思い出を語ったりすることもある。

1階にダイニングを持つホームでは、エントランスホールを中心にダイニング、ラウンジを配置し、動線上つながるエレベーターホールも視線内に入る配置計画とする。
これにより、賑わいの中心をつくり出し、生き生きとした生活を感じられるようになる。
DVDを置いて、入居者や家族・訪問者が楽しめる場所をつくる。写真は訪問者動線および日常の生活動線に絡めて掲示し、自然に楽しめるようにする。
入居者、スタッフたちの笑顔がいっぱいの写真は印象的であり、一人ひとりの個性が伝わってくる。写真は定期的に入れ替えられるようにしておき、各々の変化の様子 を写しとっていく。

実践例

グランダ南麻布

グランダ南麻布 エントランスラウンジ

メディカルホームグランダ辻堂

メディカルホームグランダ辻堂 エントランスラウンジ