「その子らしく、伸びていく。」という保育の事業理念を支えるために、ベネッセスタイルケアが取り組んでいる内容についてご紹介します。
「学びに向かう力」を育む取り組み
「学びに向かう力」とは、こどもが将来に渡ってその子らしく、意欲をもって伸びていくために必要な力です。それは仲間と一緒に過ごす生活や夢中で遊ぶ経験を通して育まれます。私たちは、こどもたちがそのような豊かな経験がたくさんできる環境を整え、こどもの思いを大切にできるよう、こどもとのかかわりをもっていきます。
「学びに向かう力」とは、こどもが将来に渡ってその子らしく、意欲をもって伸びていくために必要な力です。それは仲間と一緒に過ごす生活や夢中で遊ぶ経験を通して育まれます。私たちは、こどもたちがそのような豊かな経験がたくさんできる環境を整え、こどもの思いを大切にできるよう、こどもとのかかわりをもっていきます。
乳児期は特定の保育者とのかかわりを大切にし、こどもが安心して信頼できる大人との関係をつくっていきます。こども同士のかかわりが深まる幼児期、また学童期のこどもたちは、こども同士の多様なかかわりのなかで、それぞれの個性を認め合い、自分らしさを発揮できるようになります。大人主導ではなく、こどもが自分たちで決め、見通しをもって過ごせることを大切にしています。こどもは自分たちがやりたいことが実現することで、その遊びや活動に熱中し、より多くのことを学んでいきます。
ベネッセスタイルケアは、こどもたちが主役でいられる保育園、学童クラブを目指します。
ベネッセスタイルケアでは、こどもの頃から「本物に触れる機会」を大切にしています。例えば、毎日つかう食器は0歳の時から陶磁器のものを使用しています。手に感じる感触だったり、丁寧に使わないと割れてしまうことだったり、 本物を形づくる深い背景を知り、こどもたちがそれぞれに感じることを大切にします。本物に触れることで豊かな感性を磨き、大きな学びを得られると考え、取り組みや環境づくりにも力をいれています。
こどもを真ん中にした保護者支援
私たちは、こどもの成長をともに考え、喜び合うことを通して、保護者も応援していける子育てのパートナーとしての存在になれるよう、保護者との信頼関係を築いていきます。そして、保育園や学童クラブが、こどもたちにとっても、そして保護者にとっても「第二のお家」と思っていただけるような、安心して過ごせる居場所をつくっていきます。
私たちは、こどもの成長をともに考え、喜び合うことを通して、保護者も応援していける子育てのパートナーとしての存在になれるよう、保護者との信頼関係を築いていきます。そして、保育園や学童クラブが、こどもたちにとっても、そして保護者にとっても「第二のお家」と思っていただけるような、安心して過ごせる居場所をつくっていきます。
大人の便宜だけを優先させるのでもなく、こども優先を理由に保護者へ無理を強いるのでもない、それぞれの家族の生活丸ごとを受け止めて支援していくことを目指します。
保護者がいきいきと楽しくこどもの健やかな成長にかかわることができるよう、子育て支援のニーズや情報をキャッチし、保育の知識と客観的視点をもったサポートに努め、保護者の子育てを応援します。「子育てのパートナー」として、困った時に相談していただける関係性を築いていきます。
ともに育ちあう風土づくりを大切にした
保育は一人ではできない仕事であり、チームワークが大切です。一人ひとりのスタッフがそれぞれの役割の中で力を発揮し、お互いに助け合い、認め合い、仲間同士育ち合える、そんな職場の風土をつくっていく取り組みを大切にしています。
保育は一人ではできない仕事であり、チームワークが大切です。一人ひとりのスタッフがそれぞれの役割の中で力を発揮し、お互いに助け合い、認め合い、仲間同士育ち合える、そんな職場の風土をつくっていく取り組みを大切にしています。
保育における質向上のスタートは、スタッフ同士がたくさんコミュニケーションをとり、関係性が高まることと考えています。毎日のなにげないこどもたちのエピソードを伝え合い、まずはスタッフ自身が、保育が楽しい、おもしろいと思える毎日にしていくことが大切です。スタッフ同士の同僚性があがると、一人では出せないアイデアが出てくることも。そのアイデアを実行にうつすと、保育が変わり、こどもの姿が変わっていく。こどもの姿が変わると、保護者が変わっていく。私たちは、そんな循環をつくることを目指しています。
ベネッセスタイルケアが運営する施設の拠点ごとの課題に合わせて、各拠点での学びを深めていくとともに、スタッフの等級や役割ごとの研修、またその年度ごとに話題になっているテーマでの講演会などを、本部主催で開催します。同じ保育理念の実現を目指す複数の拠点の仲間がいるからこその事例共有や、スタッフ同士の刺激を得ることができ、学びがより深まっていきます。
地域との
共生・知見の還元を目指した
こどもたちが、保育園、学童クラブでの生活を通して自分たちの住んでいる地域を知り、いろいろな人と出会い、自分たちの街を好きになる。そんな地域との共生を目指しています。
そして、25年以上の保育事業の経験を通して積み上げてきた知見を、子育てにかかわる多くの方のお役に立てるよう還元してまいります。
こどもたちが、保育園、学童クラブでの生活を通して自分たちの住んでいる地域を知り、いろいろな人と出会い、自分たちの街を好きになる。そんな地域との共生を目指しています。
そして、25年以上の保育事業の経験を通して積み上げてきた知見を、子育てにかかわる多くの方のお役に立てるよう還元してまいります。
ベネッセスタイルケアが運営する施設には、保育園と老人ホーム、保育園と学童といった合築施設がいくつかあります。核家族化が進むなか、日常の生活で、こどもたちがご入居者様と触れ合う機会があることで世界が広がり、日頃こどもたちだけではできない経験をすることができると考えています。
保育事業25周年を記念して、ベネッセスタイルケアが大切にしてきた保育内容を40の言葉にまとめた「その子の宇宙が拡がり続けるためのことば」を出版しました。保育実践から出てきた言葉ではありますが、保護者の方から子育てのヒントになるというお声もいただいています。
また、2019年度から外部の保育者向けの研修事業の受託をしています。これまで積み上げてきた経験を、少しでも保育園運営、子育て支援に活かしていただきたいという想いからです。これからも保育園、学童クラブの運営を通して、社会に貢献をしていけるよう努力をしてまいります。
保育実践から生まれたこどもが伸びる40の手掛かり「その子の宇宙が拡がり続けるためのことば」は、2019年にグッドデザイン賞、2020年にキッズデザイン賞を受賞しています。