先輩へのあこがれ
テーブルの七変化Table change inspires our imagination.
いつも真ん中にあるもの
食事、読書、絵画、工作、物語、ごっこ遊びなど、さまざまな場面にテーブルが使われます。
その状況において
保育園ではテーブルを多用途に使っていますが、実は、テーブルが創造的な活動を喚起させていることに気づきません。
- テーブルは作業や食事をする時に使うもの、というくらいの認識しかなく、使わない時は、邪魔にならないように片付けてしまいます。
- 人と人が一緒に何かをする時、そこに何もないとよりどころがなくて、人どうしの心地よい距離が生まれません。
- 遊びや行動に適した座り方があり、近づきたい/離れたいも座り方に表れます。
そこで
出したり/片付けたり、またテーブルと椅子の使いまわしを知ることで、自分たちの生活環境をコーディネートしましょう。
- 一日の生活の中で、テーブル・椅子が果たす役割を考えて、その時々に応じたレイアウトをしましょう。
- 一方で、テーブル・椅子の配置が、棚やソファなどいろいろなコーナーに影響がないかについても配慮しましょう。
- 例えば、集中して机の上で遊べるようにテーブルや椅子を保育室の一隅に置いてみましょう。
- 共同作業をする時は、みんなが集まって囲めるように、テーブルと椅子を部屋の真ん中に置きましょう。
- 演出も大切です。食事の時には、テーブルクロスをかけて一輪挿しを置くことで、レストランに早変わりします。
- 外にテーブルと椅子を置いてみましょう。室内とは違った遊びがはじまるかもしれません。
そうすると
生活の各場面に必要なテーブルの役割や、テーブルを介した人との距離感を知ることで、さまざまなコミュニケーションのスタイルを身につけます。