言葉は渡すもの
変化は進化Changing develops evolution.
環境づくりの力
同じクラスのこどもたちには月齢・年齢の差があり、発達や興味においても差異があります。
その状況において
こどもがすでに興味を失った玩具しかなかったり、発達に合わせた遊びのコーナーが用意されていないと、遊びを十分に楽しめません。
- 年齢や発達段階によって適した環境や遊具・玩具は異なります。
- 対象年齢が高すぎて合わない遊具や玩具は、どうやって遊んだらいいのかわからず、興味を失っていきます。
- 一方で、その時その時で変わる興味・関心や発達に合わせて、環境や遊具・玩具を変えすぎてしまうとこどもが迷ってしまいます。
そこで
発達段階に合った遊具・玩具・絵本・遊びのコーナーを用意し、成長に合わせて定期的に振り返りを行いながら変えていきましょう。
- 日常的に、遊んでいるこどもの姿をよく観察して何が必要なのかを考えます。
- こどもがこれから遊びそうな遊具や玩具を、こどもの手や目が届くところにさりげなく置いて、遊びのコーナーを自然に変化させていきましょう。
- こどもたちの興味・関心はそれぞれ異なります。同じ目的の遊びでも遊具や玩具のバリエーションを用意して、みんなが遊びに夢中になれるようにしましょう。
- 遊具・玩具・絵本の保管管理を行い、今あるものの活用と更新、新規の購入などを計画的に行います。
- 例えば、こどもたちが積み木に夢中になっている時は、思う存分積み木を使って表現したり、組み立てたりできるスペースを用意するために、積み木コーナーの拡張を行います。
- じっくりと遊びに取り組めるように『遊びを混ぜない』ことも必要です。
そうすると
こども自身の、もっと遊びたいという積極的な気持ちが育まれ、深く遊び込むことで、豊かな想像力や創造力、表現力、集中力が育ちます。発達に合わせて遊びが自然に高度に進化していきます。