こどもからはじまる
遊びを混ぜないFocus in what you are doing.
一心不乱に遊ぶ
保育室はクラスのこどもたちみんなが一日を過ごす場所で、こどもだけでなく、大人も出入りします。
その状況において
遊びに集中できる環境がないと、注意が散漫になり、自分がやりたいことを見失ってしまいます。
- 活動に応じた専用室を設ける余裕がないので、保育室は多目的に使われています。
- 成長に応じた活動に対応して、それぞれのスペースが必要です。
- 同じ玩具をずっと使っていると、種類や色、形が今のこどもの成長段階に合わなくなっていることがあります。
そこで
保育室内のスペースにバリエーションを持たせて、それぞれの遊びが混ざらず、中断されず、ひたすら夢中になれる環境をつくります。
- 棚などを活用して、遊びごとのコーナー(ごっこ遊び・積み木・机上遊び・絵本コーナーなど)を設定し、自分で遊びが選択できるようにします。
- 調べ物や机上遊びなどを静かに取り組めるように、壁に机をつけて、他の子が気にならないようなレイアウトにしてみましょう。
- スペースの仕切り方では、カフェカーテンなどを活用して大人の目線などが気にならないように工夫をしましょう。
- こどもの発達段階を考慮して、こどもが進んで使いたくなる玩具を用意しましょう。
- 玩具は、それぞれのコーナーを越えて持ち出されることもありますが、遊びが終わっていたら元に戻して片付けるようにします。
- 『遊びを軸にする』ことで、こどもたちが遊びを決めます。使いたい玩具を棚からすぐ取り出して使えることで、その遊びに集中します。
そうすると
そこで何をして遊ぶかが自然とわかりやすくなり、集中して遊ぶことができ、こどもたち自身が工夫することで新しい遊びが生まれたりします。そして、遊びにメリハリがついて『夢中・熱中・集中』するきっかけが生まれます。