本物に触れる
食べるは楽しいEnjoy eating!
すくすく育つための栄養素
保育園で過ごす日々の生活の中で、こどもたちは必ず昼食をいただきます。食事の時間は特別な時間です。
その状況において
食べることを強制されたり急がされたりすると、食べることが楽しいことではなくなります。
- 好き嫌いには個人差があり、嫌いな食べ物があっても、メニューは自由に選べません。
- テーブルは食事以外にも利用するため、食卓の雰囲気が感じられません。
- 昨今、自分が食べている料理の食材を知る機会が減っています。
そこで
食材への理解、食べる場の雰囲気づくり、配膳など、食べることを一連の楽しい活動にしましょう。
- 園庭などで栽培/収穫した野菜を食材の一部に使いましょう。
- その時は、食材を下処理するところから手伝ってもらい、調理の楽しみを知る機会をつくりましょう。例えば、えんどう豆の皮むきから、豆ご飯をつくるまでなど。
- こどもたちもエプロンや三角巾をつけて食事の準備を行います。
- いつも使うテーブルにテーブルクロスをかけて、一輪挿しを置き、食卓の雰囲気を演出しましょう。配膳にはバイキング形式で自ら取りに行って、量などのオーダーをすることも一つの方法です。
- 給食スタッフによる、食材にまつわるクイズや、栄養に関するボードなどを設置することで、楽しみながら知識を身につける機会を用意します。
- 建築計画では、ガラス窓を通して調理の様子が見える厨房にして、食への関心が育めるようにしましょう。厨房から流れる料理の匂いは食欲を刺激します。
そうすると
食べることで心身の健全な発達が育まれます。食べることを楽しみながら、食事に対する関心が深まることで、感性が拡がり、人生の豊かさにつながっていきます。