先輩へのあこがれ
こども会議Discussion of the children, by the children, for the children.
人生で初めての打ち合わせ
こどもたちそれぞれが、遊びや行事、ルールやトラブルに対して意見や気持ちを持ち合わせています。
その状況において
保育者主体で物事を決めてしまうと、こどもの主体性や創造性が育ちにくくなります。
- こどもは、大人に指示されてやることや、言われてやらされることを楽しめません。
- こどもたちだけで話し合いをはじめることは難しいものですが、慣れてくると自然と話し合いができるようになります。
- 大人だけで決めると、固定概念にとらわれがちで拡がりがないことがあります。
そこで
こどもたちが自分たちの話し合いで決めたことを最後までやりきることを支援しましょう。
- 自分たちで話し合って決める「こども会議」の時間を用意します。
- まずは、テーブルや椅子を置いてこどもが集まれる場所をつくりましょう。丸く輪になって集まると、みんなが同じ距離で話し合えます。
- 保育者は、こどもたちが自分で考えて意見を言い、合意形成をつくる機会やきっかけを用意し、こどもたちで決めるよう提案します。ホワイトボードを活用するのもいいでしょう。
- 決まったことが、大人から見ると一見間違っているように思えても、まずは一度は実行して、どうして失敗したのかについて話し合いましょう。
- 作成した会議録は、こどもや保護者とも共有しましょう。保護者には掲示板やクラス便りなどでそのプロセスを共有しましょう。
そうすると
たとえ失敗しても、あきらめずに最後まで責任を持ってやり抜く主体性を育てることができ、こどもたちならではの工夫が生まれていきます。物事だけなく、役割や当番・担当も決めることで、達成感や人との関係性を築くことができるようになるでしょう。