こどもからはじまる
小さなきっかけからA small trigger opened human's science history.
なぜ?どうして?からはじまる
毎日の生活は、変わりなく同じことが繰り返されていますが、身の回りの小さな出来事の中に、大きな発見の種が潜んでいます。
その状況において
保育の中で、こどもを導く方向を難しく考えすぎてしまいます。すると、自由な発想を失い、小さなきっかけすら見過ごしてしまいます。
- 世界は広く、私たちに関係あること/ないこと、日々たくさんのことが起こっています。
- その多くの事がらの中から、こどもたちに伝えたいことを絞り込むことは難しいものです。
- 保育者は、計画したことをその通りにやらなければならないと思ってしまいます。
そこで
こどもたちが「知りたい」「なぜだろう」「きれい」と思いそうなものをさりげなく、こどもが気がつくところに置きましょう。
- それらにこどもが気づいた時に、こどもの発する言葉や行動・リアクションを見逃さないようにして、「知りたい」「どうして?」にしっかり向き合います。
- 気づきの反応が薄い時は、工夫や表現を変えてみたりして、絶えずこどもの関心を引き出すことにトライしましょう。
- 例えば、保育室内にあるカレンダーの写真が世界の風景や生活を写したものならば、その写真の国が世界地図の中でどこにあるかを調べてみる。さらに、その国のあいさつや食べ物を調べることにつなげてみましょう。
- 例えば、サツマイモ掘りで得たイモのツルを利用して、リース飾りをつくってみます。松ぼっくりなどの自然物が飾りのちょうどよい材料になります。
- 例えば、氷が張った水たまりを見つけたら、どんな場所やどんな時に氷ができるのか考えてみます。水を張ってつくる時に、容器の素材によっても違うのか、実際につくってみたり、本で確かめたりします。
- 匂い・香りに興味を持ちはじめた0歳児はすでに科学に対する好奇心の芽を持っています。その芽が発芽、開花して大きな実を結ぶように育てます。
そうすると
身の回りの何げない小さなことから疑問や好奇心が芽生え、大きな学びにつながります。科学の歴史において、小さな発見が成功への道を切り開いてきたことに思いを馳せます。
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