こどもからはじまる
遊びは日常のトレースAll we really to know, we learn in nursery school.
模倣は創造の母
こどもは日常生活に見立てた“ごっこ遊び”を通して、何かを学びとろうとしています。
その状況において
遊びが固定化し、遊びの中で登場する要素が限定されてしまうと、想像の世界が拡がりにくくなります。
- こどもは日常的に眺めている世界を、遊びの中で自然と再現する力を持っています。
- こどもの想像力は無限大なので、実体験を豊かに反映して、遊びに発展させます。その時に、小道具があると状況が深まっていきます。
- 小道具を用いることで、それぞれのこどもが考えている場面が現実性を持っていきます。
そこで
遊びの中で現実社会をなぞり、社会の経験をシミュレーションできるような場面/舞台設定を用意しましょう。
- ごっこ遊びには、いろいろな見立てができるような、抽象的な小道具や環境を用意しましょう。
- 何にでも変化できる材料を用意してみましょう。こどもの遊びが進んできたら、リアルなものをそっと添えましょう。
- 小道具の中に、玩具と共に本物を想像できるものを置いて、リアルな追体験ができるようにするのも一つの方法です。
- 『遊びを混ぜない』ように、時には継続的に使用できる大きい舞台を用意して、物語を紡ぎ出したり、新しい世界の創造にチャレンジできるようにします。
- 小道具には古くて使わなくなったものや、廃材を利用するのもいいです。物に込められた生活の歴史や背景についても考えてみましょう。
そうすると
遊びの中で、こうありたいと思う社会を表現しはじめます。また、どんなシーンにも人間関係と役割分担があることを自然に覚え、社会性が身につき、コミュニケーション力が高まっていきます。