Benesse Method 01 高齢者ホームの環境創造を支援する「パターン・ランゲージ」 その方らしさに寄りそった環境づくりの手掛かり

No.014
周辺へのひらきかた

世代間交流

Communication between generations

子供や若者からしかもらえない元気。

世代間交流

これにより

子供たちの元気で快活な姿に触れ、また会話を通して楽しい気持ちになり、気分がリフレッシュされる。

その背景には

高齢者のためだけのホームになってしまいがちで、当たり前だった親子三世代の暮らしが損なわれてしまう。
  • アイコン 世代が混在する場合、用途区分上のセキュリティ・ラインの要件を明確に判断して、境界を設けなければならない。
  • アイコン 各世代の生活時間帯が異なるため、自由な時間設定で交流が持てる訳ではない。
  • アイコン 子供も高齢者も双方とも、一緒に時間を過ごす術を心得ている訳ではない。

こんな風に

子供たちが庭で自由に遊んだり、走り回ったりする風景は変化に富んで飽きることがない。入居者にとって孫世代の子供たちと交流を持つことは、生活の中で特に活き活きとした時間になる。

世代を超えた交流の場を意識的に創出する。保育園・学童併設のホームでは、ダイニングルームやティールーム、玄関ラウンジなどで子供たちとの交流の機会をつくったり、一緒に楽しむアクティビティを持ったりすること。

保育園や学童を併設するホームでは、園児や児童が日常的にホームを訪れ、入居者とともに時間を過ごし交流を持つ。
子供たちとの交流が外の庭に広がるように、ダイニングなどの交流の場所と庭を連続して配置する。
日常生活において、子供たちのいる風景を自然と楽しめるような交流の場所を計画する。
子供たちを受け入れる上で児童図書用の本棚を置いた図書コーナーをつくる。
孫世代がホームに来た時に、何をして過ごすか考えてみる。