生きるがひろがる
教えを乞うAll the elderly are teachers
先生・名人・プロ・親方・師匠・仙人

誰でも何かしら人に教えたいことがあり、教えているときには、得意な気持ちになります。
その状況において
ホームのご入居者は「生活を支援してもらう人」になってしまいがちで、これまでの生活でしてきたように、他の人に何かを教えるということは、ほとんどなくなってしまっています。
そこで
ご入居者に何かを教えていただきましょう。
- 他の人に何かを教えていた経験のあるご入居者には特にその役割をお願いしましょう。
- 教えたことのないご入居者でも、得意とされていることを教えていただくよう、お願いしましょう。
- 昔のことを話していただくだけでも、「知の伝達」になります。
- あるご入居者のできること、してきたことに他のご入居者が関心を示したら、教えていただく機会をつくってみましょう。
- スタッフや、地域の方々相手にも教えていただけるようお願いしてみましょう。
そうすると
人に教えることは責任感を伴うため、それが良い緊張感となります。そして教えることで他の人から感謝され、満足感や達成感が得られます。教えてもらった側も、知識が増えたりスキルが向上したりすることで、満足感が得られます。スタッフにとっては、ご入居者のことをより知ることができ、さらに良い息抜きにもなります。