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からだが動く

待つ間も楽しみたいWaiting for joy

予定した瞬間からこころが躍り出す

短かろうが、長かろうが、楽しみが実行されるまでには、必ず時間が存在します。

その状況において

ご入居者のやりたいことを計画して実行しても、ご入居者ご本人が楽しんでいるようには感じられないことがあります。それは計画からイベント当日までのプロセスを楽しめていないからかもしれません。

そこで

待つ楽しみに注目してみましょう。

  • 「いつ」「どこで」「誰と」「何を」やるかを、ご本人と一緒に具体的に決めましょう。
  • その日に向けての計画をご本人と一緒に立てましょう。
  • その日までの期間や当日にやることの見通しがつけられるような手掛かりをお伝えしましょう。
  • スタッフは自分も楽しみにしていることを、折に触れてご本人に伝えましょう。
  • ご本人が楽しみにしている様子や気持ちを、ご家族や他のご入居者へ伝えましょう。
  • 周りの人も楽しみにしていることが伝わると、ご本人をさらに盛り上げることにつながるかもしれません。

そうすると

ご入居者だけでなく、スタッフも楽しみに待つことで、お互い当日の楽しみが増します。見通しをつけられるような手掛かりをお伝えすることで、いつ何をするのかわからない、できるかどうかわからないといった不安は小さくなり、楽しみに変わります。計画を立て、待つプロセスを一緒に共有することで、お互いの関係性がより深いものに変わり、次もご本人からやりたいことを教えていただけるようになります。