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からだが動く

自分で決めるYour own decision

やるもやらないも「自分」次第

ホームはご入居者自身がつくったハードではありません。ソフトもしかり。

その状況において

ホームに入居することで、ホームの生活に慣れようとして、今まで当たり前にやってきたことをしなくなってしまったり、自分の意思を出さなくなってしまっているご入居者がいます。また、スタッフがやったり決めたりすることにより、ご入居者が自分でやったり意思表示したりする機会を奪ってしまっていることがあります。

そこで

何事も、できる限りご本人に決めてやっていただきます。

  • まず、ご入居者の意思を確認し、ご入居者の動作・姿を見て、そこからことばにしていない意思も含めて理解しましょう。
  • 「やらない」ことも一つの選択肢です。
  • ご本人の意思で決めたことをできていることで、ご本人が満足されているかどうかも把握します。
  • 満足できていないようなら、ご入居者がやりたいことをできるためにどうすればいいのかを考え、それをご本人と一緒に工夫してみましょう。
  • アセスメントの結果、できるとわかったら、スタッフのお手伝いの量を少なくしていきましょう。

そうすると

やりたそうにしていることを実際にしてもらうことで、その方がやりたいこと、やれることが見えてきます。そして、その方の力を発揮する場面が増えることで、自信が積み重なり、できることがさらに増えます。積み重なった「できる」が次の「やりたい」を生み出し、生活に張り合いが生まれます。