こころが動く
自分らしく
いられる部屋Relax in your own room
インテリアは人格の一部です

居室は個室ですが、部屋そのものに大きな違いはありません。
その状況において
ご入居者のお部屋は、自分らしくいられるつくりよりも、間取り、同じ扉、寝具等、安全面を重視した画一的なつくりになっているため、ご自分の部屋らしい雰囲気を出すのが難しいことがあります。
そこで
その方の持ち物を置いたり、家具・ものの配置を工夫したりして、その方らしいお部屋づくりをしてみましょう。
- 私たちの部屋がそうであるように、部屋の中にあるものはその方の人格を形成してきたものであふれています。『家に行く』でお預かりしたものをお部屋に置いてみましょう。
- 最初から完全な家、部屋に住んでいる方は多くありません。なぜなら移り変わる様々な状況で「捨てる」「増やす」等、変容していくからです。その方らしさを大切にしながら、その都度、今のその方の状態に合わせたお部屋をつくりましょう。
そうすると
ご自分のものであふれたお部屋なら扉を開けた瞬間に、ご自分の部屋だということがすぐわかります。そして、その方の人格を形成してきたものがあふれるお部屋では、やる・やらないを自ら選び、ご自分らしくふるまうことができます。お元気なときから、お看取りまでの経過の中で、大切にしてきたものの配置を変えるだけで、「その方らしさの発揮」につなげることができるでしょう。