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リスクと向き合う

やめちゃえば?Give up an old habit

それ、いらねぁー

ホームには、いつ誰が決めたのかわからない「ルール」がたくさんあります。

その状況において

ご入居者のためにやりたいことがあっても、「忙しすぎてできない」とスタッフが言っています。やっていることと望まれていることにギャップが生まれています。

そこで

日々当たり前のようにやっていることについて、何のためにやっているのか、今のご入居者に望まれていることなのかどうかを、棚卸ししてみましょう。

  • ご家族の要望であっても、ご本人が望んでいなかったり、やめても困らないようなことは、思い切ってやめてみましょう。
  • ご入居者にしてあげたいことが一つ思い浮かんだら、今のその方に必要のないことがないかどうかも、考えてみましょう。
  • もしも、遠慮や諦めの気持ちから発言しにくいのならば、やめてもいいと思うことを、一人一案出し合ってみましょう。
  • そもそも、何か新しいことをやろうとするときには、何かやめられることがないかも考えておかないと、やることがどんどん増え続けてしまいます。

そうすると

何かをやめることによって、ご入居者のために使う時間が増えます。そして、その方にとって実現できることが増え、ご入居者の今の状態に合ったケアができるようになります。スタッフが気持ちに余裕を持てることで、ご入居者にとって本当に必要なケアの見極めができるようになり、いつ誰が決めたのかわからない「ルール」ではなく、その瞬間のご入居者の「ニーズ」に応えた自由な動きがとれるようになります。