その方らしさを知る
やりたい×できる×365Know one’s mind through everyday behavior
=積み立て型のQOL

スタッフは決められた時間でホームを離れなければなりませんが、ご入居者の生活は24時間365日そこで続いています。
その状況において
スタッフは、決められた時間で仕事を全うしたいと思っています。だからこそ、全力でご入居者の「きらきらとした」やりたいことの実現に取り組もうと必死です。そして、「その方らしさ」を発揮していただけることを期待してしまうあまり、大きな目標にばかり注目し、ご入居者が「日常的に」どうにかしたいこと、やりたいことを見落としがちです。
そこで
ご入居者の日常の中のふるまいを、何かをやりたいご様子、という目で見てみましょう。
- たとえば、椅子から立とうとしている、誰かの車椅子を押そうとしている、鏡を覗こうとしている等。
- そうしたご様子が見えたら、それが安全・安心にできるよう、お手伝いをしてみましょう。
- お手伝いを通して、ご入居者と様々な形でのコミュニケーションを取ってみましょう。言葉だけでなく、アイコンタクトや、阿吽の呼吸等も大切です。
そうすると
日常の「やりたい」に気づき、それを「できる」ように支援することで、「やりたい」と「できる」がどんどんつながり、毎日のQOLが上がっていきます。そして、「やりたい×できる」を積み重ねることで、無理に「その方らしさ」をつくり上げることなく、自然と「その方らしさ」に気づき、寄りそうことができます。