日本認知症ケア学会の学会誌「日本認知症ケア学会誌21巻4号」に論文が掲載されました
「認知症ケアメソッド®『あなたと生きる世界をつくることば」の開発」が日本認知症ケア学会誌に掲載
株式会社ベネッセスタイルケア内の社内シンクタンクであるベネッセ シニア・介護研究所の主任研究員 福田亮子を筆頭著者とした「認知症ケアメソッド®『あなたと生きる世界をつくることば」の開発」が日本認知症ケア学会誌に掲載されました。
認知症の人の増加に伴い、1人ひとりのありたい姿・状態に合わせた認知症ケアの必要性が高まっています。そこで、ベネッセスタイルケアの運営する有料老人ホームで日々実践されている認知症ケアの中から好事例を集めて、パターン・ランゲージ(*)の手法で分析し、見いだされた「コツ」を言語化した認知症ケアメソッド®「あなたと生きる世界をつくることば」を開発しました。「その方らしさを知る」、「こころが動く」、「からだが動く」、「生きるがひろがる」、「支え合う」、「暮らしを整える」、「リスクと向き合う」の7つの「認知症ケアで大切にしたいこと」から成る全38個(**)のメソッドが生まれました。論文ではこれらメソッドの開発と詳細な内容、そして活用方法について論じています。なお、認知症ケアメソッド®「あなたと生きる世界をつくることば」はベネッセスタイルケアのホームページで公開されています。
*1970年代に、都市計画・建築家のクリストファー・アレグザンダー氏が提唱した、建築・都市計画法において真の住民参加を実現するための共通言語を構築・活用する理論
** 論文執筆時点のメソッド数。現在は全40個。