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研究体制

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RESEARCH SCIENTIST
福田 亮子の写真

福田 亮子

RYOKO FUKUDA

経歴

慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程修了。博士(学術)、Dr. rer. nat.(理学博士)。ミュンヘン工科大学人間工学講座研究員、慶應義塾大学環境情報学部専任講師、同大学院政策・メディア研究科特任准教授、社会福祉法人こうほうえん研究員等を経て2015年より現職。国際ジェロンテクノロジー学会日本支部世話人。
介護現場のノウハウの集約と横展開、介護職の成長とキャリア、高齢者の心身の状態を整えるための介入手法、ジェロンテクノロジー(加齢工学)などのテーマに取り組んでいる。

研究分野・テーマ/キーワード

人間工学・ジェロンテクノロジー・実践知/暗黙知

所属学会

  • 日本人間工学会
  • 日本認知科学会
  • International Society for Gerontechnology
  • 日本老年医学会
  • 人工知能学会
  • 日本認知症ケア学会
  • 情報処理学会
  • 日本公衆衛生学会

主な研究実績

論文
  • 福田亮子. (2023). 認知症ケアメソッド®「あなたと生きる世界をつくることば」の実践が介護施設職員の意識に与える影響. 日本認知症ケア学会誌, 22(3), 547-556.
  • 福田亮子, 枝松裕子, 加藤イオ, 林奈実, 松本知恵, 米須正明. (2023). 認知症ケアメソッド®「あなたと生きる世界をつくることば」 の開発. 日本認知症ケア学会誌, 21(4), 554-563.
  • Ikoma, A., Ebata, T., Fukuda, R., Takase, Y., Taniguchi, N., Takemura, K., Vaglio, J., Poncet, M., LeClercq, D. (2020). Prevalence of pruritus in the elderly with dementia: a multicenter survey ofJapanese patients. ActaDermato-Venereologica, 100(14).

    DOI : https://doi.org/10.2340/00015555-3572

学会・講演
  • Fukuda, R. (2023). Promotion of Dementia Care Method “Words to create a world for living together with you”: Effect of the online training course. IAGG Asia/Oceania Regional Congress 2023.
  • 福田亮子, 宮下ゆかり, 松本知恵, 祝田健. (2023). 「マジ神 AI」実装のための介護職の情報収集の様相の解明:アイトラッキングに基づく分析. 2023 年度人工知能学会全国大会(第 37 回).
  • 福田亮子, 宮下ゆかり, 松本知恵, 祝田健. (2023). マジ神解体新書:スキルの高い介護職の認知症ケアにおける情報収集の特徴. 第 24 回日本認知症ケア学会大会.

顧問

ADVISOR
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甲斐 一郎 先生

ICHIRO KAI

東京大学名誉教授

日本老年学会、日本老年社会科学会、日本健康医学会の理事長を歴任

メッセージ

よいケアを提供するために、調査研究は大切です。

求められる調査研究としては、第一に、全国に多数展開されている事業所でどのようにケアが行われているかを調べ、経験を共有することにより、よりよいケアを提供するヒントとすることです。次に重要と思われるのは効果評価といわれるもので、一定の指標(利用者の健康度、満足度など)を調べ、どうしたらよいケアを提供できるかを明らかにすることです。事業者であって研究活動をおこなっている「ベネッセ シニア・介護研究所」に大いに期待しています。

菊谷  武の写真

菊谷 武 先生

TAKESHI KIKUTANI

日本歯科大学教授

口腔リハビリテーション多摩クリニック院長

メッセージ

これまでの介護支援に関わる手法は、いくつかの先進的事例を基に形作られてきました。

しかし実際の現場において、様々な環境、利用者や家族の多様な希望を取り入れた時にそのまま当てはまるとは考えにくいのが現状です。

確かな方法を確立するには、阻害要因を明らかにし、対処法の開発を行う必要があります。

「ベネッセ シニア・介護研究所」では、実装科学に基づき、利用者、家族、ホームでの医療介護従事者、地域などのステークホルダーと協働しながら、エビデンスのある介入方法の開発、検証を行っています。